ことりをすきになった山

2012.10.02.18:20

ことりをすきになった山ことりをすきになった山
作:アリス・マクレーラ / 絵:エリック・カール / 訳:ゆあさ ふみえ出版社:偕成社絵本ナビ



 荒れ果てた野原にぽつんとそびえる岩山は、太陽と風の他は、雨や雪の冷たさしか知りませんでした。ある日、岩山に一羽のことりがやってきます。ことりの温もりに初めて触れた岩山は、そのやわらかさに驚き、また来てほしいと頼みます。ことりは、毎春、岩山を訪れることを約束して飛び立ちますが…。

 願うこと、待つこと、約束を守ること、続けること、そして使命を伝えていくことの大切さを教えられます。山とことりの関係は、読む人によって、様々な形に見えるでしょう。 友達、恋人、家族、自然と人、被災地とボランティアにも…。

 相手を愛おしむ気持ちが互いを生かし、長い時間をかけて豊かに変えられていく世界を多くの子ども達に知ってほしいと思います。そして岩山が流した悲しみの涙こそが、緑の種を育てるきっかけとなったことも。エリック・カールのコラージュの色合いが、ページが進むにつれ鮮やかに変わっていきます。いろんなエッセンスがぎゅっと詰まった1冊です。(Y.Y)


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