おおきいツリーちいさいツリー

2011.11.29.18:14

おおきいツリー ちいさいツリーおおきいツリー ちいさいツリー
作・絵:ロバート・バリー / 訳:光吉 夏弥 / 出版社:大日本図書絵本ナビ



 街にクリスマスソングが流れ、色とりどりの電飾を見ると、小さい頃、押入れから出してきたツリーの飾りの箱を開けるときのわくわく感を思い出します。古臭い赤いモールのサンタや綿の雪、折り紙の星も大事に飾って、クリスマスを指折り数えて待ちました。

 さて、「おおきいツリーちいさいツリー」です。
 もうすぐ、クリスマス。ウィロビーさんのお屋敷に届けられたのは、見たこともないような大きなクリスマスツリーでした。あまりに大きくて天井につかえるので先をちょん切り、切られた先っぽは、小間使いのアデレードに。喜んだアデレードが自分の家に飾ってみると大きすぎ。そこで、またちょん切って捨てられたその先っぽは、庭師のチムの手に。チムの家にも大きすぎたツリーの先を、今度はクマのバーナビーが見つけて…。

 どんどん小さくなっていくツリーの先っぽは、それぞれの家族に大歓迎され、工夫を凝らした飾りつけで、皆を喜ばせます。大切に贈られたプレゼントではなくて、いらなくなって捨てられたツリーの先っぽが運んでくれる思いがけない幸せの数珠繋ぎに思わず笑みがこぼれます。

 ツリーの大きさは違っても、クリスマスの喜びの大きさはどんな人にも同じ。
 ラストの絵が、本当にかわいくて、心がぽかぽかになる本です。(Y.Y)

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