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きつねの窓

2011.09.26.08:41

きつねの窓きつねの窓
作:安房 直子 / 絵:織茂 恭子 / 出版社:ポプラ社絵本ナビ



 空が青く高くなり、朝晩の空気が少し冷たくなるこの季節、一番に読みたくなる絵本です。

 若い猟師が真っ白いこぎつねを追ううちに、一面桔梗の原っぱに迷い込みます。そこで猟師は、こぎつねが化けた子どもの染物やに出会い、指を青色に染めてもらうのです。ひし形に作った指の窓から見えたものは、今ではもう二度と会うことのできない大切な人たちでした。

 安房直子さんの作品は、いつもどこか不思議で、はかなげなのにクスッと笑えて、鼻の奥の方がツンとするのです。そんなせつなさを感じるのは、今ある何気ない日常も、いつの日か、きつねの窓から覗き見たい景色になることを、大人になった私たちは、知っているからでしょうか。

 このお話は、1992年からしばらくの間、小学校6年生の教科書に載っていたそうです。すっかり大人になった当時の子どもたちは、きつねの窓に誰の姿を見るのでしょう。読み終わった後、心の中に、青く深い余韻がいつまでも残ります。(Y.Y)

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